「想定外」にならないためのリスク管理の大原則とは？計画は悲観的に、行動は楽観的に

2021年9月8日2021年9月19日

ご興味を持っていただきありがとうございます。孤高のファイナンシャルプランナーX（エックス）です。
今回のお題は「リスク管理の大原則」です。元警察官僚で、あさま山荘事件や東大安田講堂事件などの指揮を執った佐々淳行さんは「悲観的に準備し、楽観的に対処せよ」という言葉を残したそうです。危機管理のプロとしてとても大切な心構えを説かれました。私もこの考えには大いに賛成します。以前の記事「正常性バイアス」と合わせてお読みいただければ、あなたが「想定外」で慌てふためくことをなくせるかもしれません。

1 結婚式の定番スピーチ！？
2 悲観的に。我が家の危機管理のテーマ
3 楽観的に行動する

結婚式の定番スピーチ！？

ベタな話で大変恐縮ですが、結婚式の定番スピーチに「人生の3つのサカ」のお話がありますね。最近はあまりにもベタすぎて聞く機会も減ってしまったかもしれませんが（笑）

このスピーチの要旨はこうです。

「人生には上り坂、下り坂、まさか」がある。

人生いい時もあれば、苦しい時もある、そしてびっくりするようなことが起こる。そんな意味と私は受け取っています。
「まさか」がいい意味でのびっくりであれば、それはとてもいいことなのですが、悪い意味での「まさか」の場合はそうはいきません。それまでの日頃の準備が試されます。

悲観的に。我が家の危機管理のテーマ

我が家の危機管理はどんなテーマで考えているのか、少しご披露したいと思います。
やはり、テーマの選択や、想定する状態はかなり悲観的に考えています。
正直言って、毎日考えたくはないテーマですが、大切なシミュレーションです。
もちろん、正常性バイアスにも気をつけています。（正常性バイアスについてはこちらの記事をご覧ください）

1.自然災害の危機管理

大きな地震が来たらどう行動するか。
台風・水害への準備。
家族への連絡手段。待ち合わせの方法。

2.病気・死亡の危機管理

早期死亡の場合、お金の準備と、そのお金をどう使っていくかのシミュレーション。
病気の場合、お金の準備と、病院の選択。
その中でも特に経済的負担がかかるのはどんなケースが考えられるか。働けなくなったら？
遺言書の準備。

3.資産運用の危機管理

損失が出た場合の対処。
急に資金が必要になった場合の準備。
世の中の経済情勢の変化。

4.事故、突発的な事態

自動車事故、自転車事故、その他の事故。
自動車の故障、マイホームの不具合など。

それぞれ具体的にどのような準備を私がしているかは個別のコンサルティングの際にシェアいたしまね。
もちろん各クライアントによって解決方法はさまざまですが、具体的には「保険に入ろう」、「お金を貯めよう」と言うだけの単純なものではありません。
世の中の制度も利用できることは遠慮なく利用しましょう。

そして、大事なポイントは、悲観的に考えた後は、いつも通りの生活に戻る、ということです。

楽観的に行動する

頭を悲観的にフル回転した後は、普段通りの生活に戻りましょう。
「こんなことができたらいいな」「これが実現できたら嬉しいな」と言ったことに思考を巡らせてください。
人間、楽しいことを考えると、自然と心が軽くなりますよね。

ここで、あなたは気づくはずです。

「あれ？何かよくわからないけど、安心感がある」と。

そうです、準備をするとその後の安心感が違います。理屈ではなく、「感じる」ことができると思います。
この感覚は、実際に体験してみた方にしかわかりません。
これが専門家に相談する最大のメリットです。

ぜひあなたも、理屈ではない、この「今までと違う安心感」を体験してください。
やり方がわからない方は、ご遠慮なく個別にご相談ください。

あなたの毎日が、穏やかに輝きますように。

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今回も最後までお読みいただき、どうもありがとうございます。また次の記事でお目にかかりましょう。

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